私は20代前半の団体職員です。ここではTT23と名乗らせていただきます。非党員で民青同盟員でもありません。
日本共産党の党名について、共産党を消極的に支持する人々からもその変更を求める声があるが、民青同盟員は民主青年同盟という名前についてどう考えているのだろうか。
全国で2万2千人にまで減ってしまった組織が21世紀に民主青年同盟という名前で存在することは賢明か。部落解放同盟、婦人有権者同盟、民主青年同盟。前の二つは結成の経緯から名前を変えることは不可能だろうが、民青同盟が今の社会に危機感を持って今の若者に呼びかけていくとしたら、組織の名前を発展的に変える選択をすべきではないか。もちろん名前だけでなく、中身の改革も含んで。
日本共産党の20代の党員占有率が2,3%だということを考えれば、もっと広範な若者への呼びかけが必要だ。若者にとって日本共産党よりなじみのない民青同盟が中身でなくその名前で嫌悪感を持たれ、ジリ貧になっているとしたら非常に残念だ。日本共産党が党名を変えないとする頑固親父な姿勢を私は今のところは肯定するが、青年組織であるはずの民青同盟がそこまで頑固でいいのか。
「何かやりたいけれど何をやっていいかわからない若者が、平和をテーマにしたコンサートや演劇に集まってくるんだ」と今年の原水爆禁止世界大会で三重県の市議が発言していた。若者に呼びかけつづけることが大切なんだと。まったくそのとおりだと思うが、看板は中身の象徴でもある。
民主青年同盟という看板を掲げたところにどれだけ今の若者を集めることができるのか。新装開店が21世紀にむけて必要ではないか。2万2千人の組織内だけで考えてほしくない。外に出て若者の声を聞くことから始めてほしい。
今回の原水爆禁止世界大会の参加者の約半数が30代までの若年層だった。政党でない青年組織が名前を変えることをこわがってはいけない。百貨店にたとえると叱られそうだが、老舗だっていろいろな試みをしている。閉鎖に追い込まれてからでは遅い。伝統もあるだろうが、組織名変更を含む大胆なバージョンアップができないか。21世紀はすぐそこだ。現在2万2千人。1万人台になって21世紀を迎えるのではさみしい。
「同盟員」になることへの嫌悪感は入り口の問題として大きいように思うが。現役同盟員や非同盟員の若い共産党支持者はどう考えているだろうか?