私は民青同盟や日本共産党には確信を持っていると思っていますが、理論についてはそれほどではありませんので、一現役同盟員としてこたえるなら。
共産党や民青同盟は、組織の少ないところで共産党に入れ、民青に入れというビラをまいても入らないです。そういうところでは生き方を問うています。このことは現在の同盟に例えて、看板の問題ではなく、やってることが問題にされるということです。
民青同盟の名前はその名の通り同盟であって、サークルではないです。どのような団体にもない性格として、日本共産党綱領を学ぶというのがあります。原水爆禁止世界大会に登場するサークルは、共産党綱領はもとより、科学的社会主義についてもおそらく学ぶところは殆どないでしょうから、やってることや雰囲気で入ってきてもいいと思います。しかしその中で、名前は変だなと思っても、民青同盟のやってることで共感してくれると思っています。
共産党の名前が消極的支持者からみて「変えた方がいい」というのは、もう少し支持者の方にも知っていただきたいことがあることの証拠だと思います。おそらく、社会主義や共産主義社会に到達するときに、共産党の名前を「変えた方がいい」という方はあまりおられないでしょう。「変えた方がいい」と思われるのは、誤解や偏見が生まれるのが心配だということになるでしょうか。しかし、党名を変えることで誤解や偏見をかわそうと思っても、おそらくそれだけで解決できる問題ではないと思います。仮にそれで政権をとるようなことがあっても、今の社会問題の解決は一緒に階段をのぼるやり方じゃないと成功しないと思います。漫画家の青木さんが言われるように、「労働者階級の知的レベル」の問題だと思うわけです。例えば自由民主党が、戦争法や盗聴法の策定に見られるように、自由と民主主義とは関係のないことをしていても、政府という化けの皮があるだけで批判をかわすことが出来るのです。
私は、今の同盟の現勢が少ないことの理由としては、名前が悪いと言うよりはむしろそのことに帰結すると思っています。知的レベル低下の原因になっているものは新聞でしょう。今から20~30年ほど前の新聞と、今の新聞ではかなりちがいます。当時に比べ、事実がどこか他の国で起きたことのように書かれていたり、人間味がない文章だなあと思ったりします。これがかなり大きな要因となっているのではないでしょうか?
私の文章は答えとなっていたでしょうか?