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危険な方向に進みつつある『さざ波通信』(1)

1999/9/10 げじげじ、40代

 『さざ波通信』が新たな展開を迎えたようですね。「地方議員」さんや、「専従」さんが投稿されたり、さざ波編集部が「半年を振り返って」という号外を出したりと。また、長年、区議会議員をされていた党員の方の実名入りの投稿もありました。もう少し様子を見ようと思っていたのですが、そういう新たな展開の中に、よりいっそう危険な部分を感じ、「頭コチコチ」と言われようが「頑迷」と言われようが、投稿を再開します。
 改めて、私の立場を説明します。私は日本共産党の一支持者(元党員)として、この『さざ波通信』が党の強化・発展のためになるとは思いませんし、むしろその逆の役割を果たすものでしかないと考えます。党の規約に反した分派的な動きだとも考えています。そういった『さざ波通信』の性格上、このHPに批判的な党員の方が議論に参加しづらい状況で、党への批判、場合によっては、根拠のない主張までが一方的に流されることに対しての、強い疑問と不満があります。党内の事情を熟知しているわけではないし、勉強不足ですので、不的確な発言など多々あるとは承知しています。それでもなおかつ、日本共産党の強化発展を望み、日本の社会の民主的変革を願う者として、自分の力不足はわかりつつ、これからも『さざ波通信』のあり方に対しての疑問・批判は続けていくつもりです。

 1.「地方議員」さんに対して
 8月25日に初めて党の「地方議員」という立場の方からの投稿がありました。そして、その投稿の中では「我が党に対しては信頼を寄せています」、「(日本共産党は)大丈夫」と言いつつも、一方では、「指導機関の頭が非常に固い」、「極めて保守的」、「柔軟な思考が出来ない」、「杓子定規」、「ため息をつくことが多々ある」、「『大衆的』に埋没し、『前衛党』がどこかへ飛んでいる」などといった、党に対する不信感を煽るような語句が並べられています。「地方議員」さんがそう感じるのはかまいません。また、党内でそういう議論をされるのもかまいません。ただ、「地方議員」と言うからには、党の公認を受けて選挙に立ち、党の支持者の票を得て当選しているわけですよね?(もちろん、党の支持者でなく、「地方議員」さんの個人的な支持もあるのでしょうが)そういう立場の「地方議員」がこのような場で、党への不信感を煽る発言をするのはどうなのでしょうか?もし、「地方議員」さんが私の選挙区から立候補し、私が1票を投じた議員であるとしたら、私はその議員に対し て強い不信を抱き、今後、二度とその議員に対して票を入れることはないと思います。(以下、文字化け)

 2.「専従」さんへ
 インターネット上での「・・・そうです」、「・・・ようです」などといった無責任な発言を、「専従」という名ですることをやめてもらいたい。もし、それが事実であったら、「私たちが論じるのは、すべて党が正式に発表した政策や方針であって、それはすでに党外の問題にもなっているからです。もし私たちが、このホームページにおいて党外の人には知ることのできない党内部の秘密を公表したら、それは『党内の問題を党外に持ち出すこと』になります」という『さざ波通信』の立場に明らかに反し、その投稿をそのまま載せた編集部の責任問題にもなります。すでに「専従」さんの無責任な発言が他のHPでも議論されています。

 

編集部からのコメント
 げじげじさん、投稿ありがとうございます。まずは、本当に申し訳ないんですが、文字化けが発生しています。次の機会にでも、該当部分を再送信いただきたくお願いします。また、今後とも率直な批判をお願いします。
 ここでげじげじさんが批判されていることは、別の形で本格的な反論をした方がいいのかもしれませんが、とりあえず、いくつかの事実誤認について指摘させていただきます。
 まず、編集部の座談会は、「号外」ではなく、『さざ波通信』の通常号で発表されたものです。それは新しい展開でもなんでもなく、単にホームページを開設して半年目に簡単な総括をしただけのことです。共産党は毎年、党創立記念日に記念行事をしますが、それと同じことです。歴史の長い共産党と違って、できたばかりの『さざ波通信』では、半年続いただけでたいしたものだと思いましたので、半年目を機会にこれまでを振りかえっただけのことです。そこに何らかの特殊な意図を読み取るのは、牽強付会ではないかと思います。
 第2に、「党外の人の知ることのできない党内の秘密を暴露しない」という基準は、『さざ波通信』の各号および号外など、私たち自身が執筆責任者である文書においてです。投稿に関しては、「このホームページについて」に、別の規定を設けています。念のため、以下に引用しておきます。

「投稿は基本的にすべて掲載いたします。ただし、特定の個人ないし団体に対する誹謗中傷、個人の秘密を暴露するもの、事実の歪曲が明白なもの、差別的表現の著しいもの、投稿者に対する人格攻撃などは、ご遠慮下さい。掲載を見合わせる場合もあります」。

 また以上の規定に加えて、極端に短いものや、単なる転載の形態を取っているもの、特定党派の宣伝にしかなっていないもの、何を言いたいのか不明なもの、本サイトの趣旨とはまったく無関係なことを書き連ねているものも、掲載を見合わせています。
 以上の規定に照らせば、蟹瀬さんの投稿は、個人を特定しない形で事態を叙述しており、「個人の秘密を暴露するもの」にはなっていません。また、文章は伝聞の形をとっていますが、内容にいってい信憑性があり、「事実の歪曲が明白なもの」とも言えないと判断しました。さらに、蟹瀬さんの問題の取り上げ方も、おもしろ半分でもなければ、暴露趣味的なものでもなく、真剣に党と民青の発展を願う立場からのものであると感じられました。ついでに言っておくと、蟹瀬さんの投稿は、直接的には民青同盟内の問題を取り上げており、党内の問題ではありません。
 以上の点から、蟹瀬さんの投稿を掲載することにとくに問題はないし、内容的に言って、積極的な意味を持っていると判断しました。
 以前、「げじげじ」さんとのやり取りの中でも若干指摘しましたが、以上の投稿基準に照らして、それぞれの投稿を没にすべきか掲載すべきかは常に微妙な問題をはらんでいます。たとえば、「北島まや」さんの投稿には、「誹謗中傷」の要素がありますし、「人格攻撃」も含まれています(ストーカー発言など)。また、「裏事情通」さんの投稿には、事実関係において疑問の個所(多くの党員が解同のせいで自殺した、という発言)もあります。
 しかし、投稿基準をあまりに厳格に解釈しすぎて、没投稿をむやみに増やすと、討論を萎縮させ、『さざ波通信』に対する批判も含めた意見の多様性を狭める可能性があります。したがって、政治的スタンスの違いによっては、これこれの投稿を載せるべきではないなどの意見もあるでしょうが、できるだけ没にせず、公開の上、内容に問題があると感じた場合は、堂々と批判を加えるという形を堅持したいと思っています。
 もちろん、投稿基準に明らかに違反するとみなした場合には、没にすることがありますし、実際にこれまでもいくつか没にしてきました。しかし、できるだけ投稿を掲載したいと思っていますので、今後投稿される方は、表現等によりいっそうの配慮をお願いしたいと思います。