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ちょっと待って下さい>memoryさんへ

1999/9/28 K・Y、20代、学生

 ひとつ宣言しますが、私は分派活動はしていません。私は最初このサイトの目的が「共産党の民主的改革」であるというのは、軽い意味で受け止めていました。それが中央に批判されているのをあなたの投稿で知って、うしろめたさを感じながら見ていますが。さて、あなたの投稿を見て考えました。私は入党するまで、共産党を批判する本は読んだことがありましたが、それは党の歴史を批判する本ではなく、政策を批判する本でした。つまり共産主義や社会主義を攻撃する本だったのです。
 ところが大学にはいると、「中核派」などに影響を受けた友達から、「共産党はこんな悪いことをしてきたんだ」というような本を読まされました。宮崎学の『突破者』であるとか、別冊宝島の『共産党宣言』であるとか、立花隆の『中核vs革マル』であるとか。それは読んでいるとすごくいやな気持ちになってくるのでなかなか読めたものではありませんし、いちいち反論するのに悩みました。それらの本を鵜呑みにしてしまうと、とても共産党を支持することなどできないでしょう。
 およそ私の反論としては、歴史への攻撃があった際に「紆余曲折があって今しっかりしているんだ」とか、「共産党だって生身の人間がやっている」と言っていました。誤りはあっても当たり前だと思うのです。共産党は、「大日本帝国憲法」のもとでは非合法で、「治安維持法」ではさらに「国体ヲ変革スルコトヲ目的トシテ結社ヲ組織シタル者…ハ死刑」でしたから、当時は武装蜂起も革命の手段の一つとして持っていました。「敵の出方論」と言われるものです。1969年の東大「安田講堂攻防事件」などでも民青同盟は石を投げていたりしたそうですし、これも敵の出方からそうせざるを得なかったのでしょう。さて、歴史攻撃に対する回答はこれだけでは済まないでしょうが、私にはこれぐらいしか言えません。
 ところでmemoryさん、民青同盟はあなたのように知的魅力がある人を必要としています。あなたが学園の班に入れば、民青同盟の班は3倍化、5倍化していくでしょう。あなたの文章には民主的な気風が伺えます。ぜひ、いま産学一体にむけて動きつつある学園を民主化し、大学の人間を「疎外」から救って下さい。来てよかったと思える大学を取り戻して下さい。私も学生自治会の再建に向けて奮闘します。