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げじげじさんへ(元議員より)

1999/9/12 長谷川順一、60代、自営業

 『さざ波通信』なるものは、わが党といっさい関係ありません、という文言が中央のHPに出るのをみれば、党員はいっさい関係をしてはなりませんよ、という意味にとる人が多いと思います。私は「こんな楽しいHP」「開かれた共産党時代」とメッセージを送信しました。
 その後時間があったときに『さざ波通信』をゆっくりと拝見しました。たしかにげじげじさんをはじめこのHPの性格について批判的意見を持たれるのは当然と思います。私自身28年間党議員の仕事をしてまいりましたし、党歴も長いわけですから、投稿者のみなさんの意見を理解できる部分もあります。しかし「分派」の議論にはついていけません。またあまりにも不破さんなど指導部批判がどぎつい感じを持ちます。
 だからといってこのようなHPをなくせというのではありません。党中央のHPのアクセスが一日4万件という数字にあるようにいまや日本、世界はインターネットの時代です。今後党大会議案の討議の時には『評論特集版』のような場ででは足りなく、HPが討論の場にならざるをえません。
 蒲郡市議団と同じように私もHPに「掲示板」をつくり党内外の投稿を公開しようと思いました。しかしHP作成の技量不足と議員を引退する時期になってしまいました。その内に長谷川順一オフィスHPにも掲示板を作るようがんばります。
 それにしても党の都道府県、地区の幹部、国会議員や地方議員の中でのPCの普及が遅れているのが決定的だとおもいます。各政党のHPで日本共産党が一番遅かったのです(内容は最高だと思いますが)。東京でいえば都議団はいまだにHPを開いていません。公明党も開いています。最後にこのHPに投稿すること自身が「分散」といわれればそれまでですが、『さざ波通信』に批判的投稿者の一人としてお付き合いしたいと思いますが、編集部の方々のご寛容を期待します。

  追記
 仮に中央委員会が30万党員に誰がPCを持ち誰がインターネットをやっているかというアンケートをとったり、『さざ波通信』にアクセスしてはいけないというような指導文書を出すことは不可能です。それよりも党大会議案討論の時公開された『評論特集版』で議論したように、公開されている『さざ波通信』に党幹部が匿名でも投稿した方がよいと思います。それがインターネット時代の対応と思います。ただし、「全貌」や公安などを喜ばすようなことは止めましょう。