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地方議員さんへ

1999/9/14 木村、50代

 まず初めに、毎日の議員活動、党活動、ご苦労様です。「思いつくままに」という投稿を読ませていただきました。この中に、禅問答のような部分がありました。私も同じような表現をすると、私も日本共産党を信頼しています。なぜなら、「それ自体が社会主義的変革への移行の基礎をきりひらくものとなるわが国の民主主義革命」を日本共産党が目指しているからです。また、私が党員であるからです。大切なのは政治方針のもとで、より根源的にいえば綱領路線に団結することです。
 あなたが、ため息をつくようなことがあることもわかります。もともと、どんな組織でも個人でも完全なものは存在しませんから、日本共産党がいくつかの欠点や問題点を持っていることは当然のことです。どんな組織でも個人でもみずからが抱える弱点などを率直に認めて、改める努力をするということが大切なことです。「党内の問題を党外に持ち出さない」ということを極端に形式的に理解して、このような弱点や問題点を党外にひた隠しにして、党外に対しては、党はいささかも欠点を持っていないかのように、党内に意見の違いも存在しないかのような態度を取ることの方が、私は問題だと思います。「共産党の中にも頭の固い人はいます」という程度のことは、どんな政党でも企業でも集団でも、日常会話としてあり得ることです。
 私の住む都市の議員は党機関からいわれた活動は熱心にやりますが、私が知りえた住民の切実な要求を彼に告げても、ほとんど動きません。党の独自活動といわれる部分がかなりの比重を占めるため、なかなか議員活動が思うようにできないという地方議員からの発言も党内の会議ではときおり出されますが、なかなか解決は難しいようです。
 組織にしても個人にしても、本当の強さはみずからの弱さを認めるところから始まると思います。あなたが、党にもいくらかの問題があることを率直に認めているからこそ、それでも日本共産党は大丈夫ですという、表現に説得力が出てくると思います。私があなたの選挙区に住んでいたならば、わたしはあなたのそういうところが素晴らしい、と思いますので、いっそう支持拡大にがんばるでしょう。がんばってください。
 綱領路線に基づく団結と連帯のメッセージです。