労働組合や市民運動の日本共産党員は、来年の地方選挙と参
議院議員選挙の取り組みがスケジュールの調整に追われそうで
す。選挙と大衆運動の両立は、体力と精神の消耗、家庭生活と
友達付き合いでの摩擦を生じます。
大昔の日本の左翼の活動家は、「去っていく仲間は、いても
、増えていく仲間も運動に集ってくる。」と豪語してきました
。現在は、去っていく仲間が多くなっています。このような人
たちは、「辞める奴は、思想性と党派性がない。」、「あいつ
は、裏切りものだ。」、「我がのことしか考えん奴や。」と組
織から排斥同然の誹謗中傷をします。これは、先進層による先
進層のための選挙の取り組みです。
選挙は、、大衆の不満や矛盾を汲み取りながら、汲み取った
不満を政策にして大衆の中に持ち込むこと、大衆の声を取り入
れた政策を練り直していくこと、練り直した政策で大衆の共感
を得ることです。