今年のメーデーは、相変わらず組織された労働者のためだけ
のイベント化と変質しています。組合に加入していない労働者
ややむを得ず仕事をしている労働者、旅行するために休日を摂
る労働者は、蚊帳の外です。
全労連と連合が、組合員の意見に基づいたメーデーの企画を
組まずに、幹部による企画を優先します。これは、メーデーを
無理に参加をさせられてしまいます。
メーデーは、労働者が野蛮な資本家の搾取と奴隷化を食い止
め、独占ブルジョアジーによる戦争に反対する決起の場です。
そして、労働組合に加入している労働者と労働組合に加入して
いない労働者が、職場の実態を忌憚なく出しあい、資本家の搾
取や抑圧に対抗手段を考えていく日です。
メーデーの参加者は、居酒屋でのビールや酒の一杯飲みに専
念しています。参加していない労働者は、ますます労働組合に
対する不振を抱きます。
メーデーは、朝だけなく昼間、夜間にも開催すること、一杯
飲みについて禁止すること、デモ行進でなく、パレードやサウ
ンドデモの思い切った運営の改革、障がい者にも配慮した参加
の方法を行います。