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「組織論・運動論」討論欄

「左派」の結集について

2009/11/14 田村 秋生 60代 自営

20代の頃、総評「自治労」と「公労協系組合」で組合運動をやった経験がありますが、いわゆるこの国の”左翼”に失望・挫折して以後”自営”の道で生きてきたので、菅『民主党』に小沢氏が”合流”し新『民主党』になるまで政治的発言・行動も封印してきました。

「3・3小沢秘書逮捕」事件は、1月の民主党大会で『新党日本』の田中氏が来賓挨拶で”革命前夜の雰囲気だ”と言った位の「小沢民主党政権」誕生が目前でしたから、参加?してた掲示板ではもの凄い量(毎分)の「小沢降ろすな」投稿で、そういう中で『さざなみ通信』さんを知り、原さんが「小沢擁護」の論陣を張ってるのにはビックリ?久しぶりに新鮮なオドロキでした。

残り少ない人生と思っている今、正直、特に小泉政権以降この国に”希望”も失っていただけに「少しでも、一歩でも前進」させてくれそうな小沢『民主党』に期待してましたから、この際”発言・主張”を出来うる限りしておこう、それが国を背負う若者達への己の義務・責任だと思います。それにオバマ『米民主党』も誕生、小生を癒してくれた思い出のあるフランスでは「反資本主義」を掲げる新党:NPAのブザンスノ氏(34歳の郵便局員)がサルコジ大統領の対抗馬として人気が上がってる情報も出てきて、中南米ではキューバを囲む左派政権の登場にも感慨深いものがあります。

そういうなかで、どうでしょう。今日のネットニュースでも「OECD:30ヶ国の中で貧困率が最低の方の国」と言われています。自死は11年も3万人以上を続けてるのに、この国の”左派”は、昔ながらの独善と教条を言うだけでますます政治を動かす(閉塞社会を打破する)力を失ってることの自戒が全く見えません。鳩山『民主党』を時と場合で政権批判は必要ですが、取り合えず支えること(生活弱者への視点を持ってるかぎり)は大事なことと思います。(序でですが、自民党を復活させた村山・土井の自己批判ない社民党は小生には全く興味ありません)

どのみち『民主党』をより「弱者」(小生が今使える言葉です)視点から政策をより良く支えるためには、小生は≪「左派」の結集≫がこの国で最も必要だと思っています。あまり読んではいませんが、ゲバラに最も親近性を感じてる人間です。そして、仏のブザンスノ氏の前身:LCRを解党し環境とか他派と合流し新党:NPAを立ち上げた勇気というか新しい状況(ソ連崩壊後の)にコミットしていこうという柔軟姿勢に小生は拍手を送りたいのです。この国でも、「左派」活動家現役の皆さんが、60年、68年の若者の政治的・社会的奮起を促せるような”大同団結”の結集の行動を起こしてほしいと願います。(参考までに、11月8日のフランス・テレビの政治番組「NPA:ブザンスノ」特集(前編)の雰囲気を見てみて下さい。お茶の間的なテレビ番組で「革命」「共産主義」「左翼」という言葉が真剣に、頻繁に出てきたり、「仏郵便改革」など具体的政策議論してる・・・小生は、単語がちょっと分かる程度なので、残念です。)