ここで民主集中制の弊害について多く語られていますが、どうしても分からな
いことがあります。どなたか教えていただきたいのですが。お願いします。
党内にいて、ずっと感じていた閉塞感が、どこの原因があるのか分からず、悶
々とした中でこのサイトに気づき、原氏の「三重の原罪を背負った日本共産党の
民主集中制」をむさぼり読み、よく党内で言われる「目から鱗が落ちた」感じで
した。
私が感じるに、全く民主的ではない単なる集中制は、今や宗教的な性格すら備
わった気さえします。なにしろ党内においては、中央委員会決定以外の考えはな
いか、誤りであるかのごとくです。よくよく考えれば恐ろしくもあるのですが、
中にいるとそれに慣れて気づかない。あたりまえのように思ってしまい、余計に
集中が強まる。もはやがんじがらめです。
さて、分からないのは、民主集中制の害毒は党内のルールであるから、当然そ
の害毒は党内におよぶものと考えるのであるが、民主集中制の害毒はどのように
党外に伝わっているのかが分からないのです。
民主集中制で党内は、
党員は皆同じ考えで、中央委員会が右を向けば全員右を向く。
批判ができない。反対世論を構成できない。
などなど、ありますが、いずれも党内の問題です。
これらのことが、党外に伝わるとするならば、
「皆同じことを言っている」とか、
「自民党や民主党みたいに“派”がないのがおかしい」とかで、
たまに政治評論家が「共産党は開かれた政党ではない」などと言われているのを
聞いたことがあります。
しかしながら、私が触れる一般市民が、そこまで言うのを聞いたことがありま
せん。
いったい、一般市民は共産党の民主集中制の害毒を、どのような過程で感じ
とっているのかどなたか教えていただけないでしょうか。