イラク中部カルバラで、米軍のイラク人殺戮があった。民兵18人と取材中のアルジャジーラスタッフが「流れ弾にあたって」死亡とのこと(嘘である)。
先の結婚式場への米軍の誤爆(命中誤爆)での41人殺戮と同様、マスメディアは、ゆでがえる報道を垂れ流し続ける。
いったい、結婚式の祝砲を「ミサイルと間違えて」など、何回きけば、われわれは納得するというのだろうか。民主主義と同じで反吐が出るというものだ。
イラクの人たちもバカでない、アフガンの結婚式でも同様の殺され方をしているのだし、こんなことは今まで何回となくやられ、隠蔽されているはず。
イラクの人の証言などによると、結婚式は前日、米軍が下見していたとかである。翌日の空爆である。
正直、ホントウニ、私は頭がどうかなりそうである。
9・11以降、何百回となく繰り返してきた「テロリズム論」と「北朝鮮問題」の根源。
聴く耳をもたぬひとは、何年たっても、何百という耳だこができようとも、蛙の面に00である。
同じ日本語を喋り、同じ赤い血がながれているとはとうてい思えない人の出現に、私は、へとへとである。
だが、今日はちょと、気分がよろしい。
しんぶん赤旗の「イラク戦争」はその情報を私は応援しているが、最近、とみにテロも戦争も式の論調は消えた。代わりに、5月21日の「有事法制反対集会・明治公園」を伝える記事は、15面、人殺しの戦争に協力できないとして、「テロリストと呼ばないで、イラクの悲鳴を聞け」と至極まっとうなプラカードを掲げる女性の写真を掲載している。
ここのところ、有事法制を伝える記事も、年金改悪も、しんぶん赤旗がダントツである。先の武道館での本多勝一氏も賞賛してくれたように、しんぶん赤旗は、ようやく、まともになりつつある。その歩みはわたしからすれば、とても前衛などとはいえないが、他の企業系メディアが蔓延るなか、もっともマシだろう。
以下、ようやく、話題になったアブグレイブ刑務所のことに言及した記事(さざ波・イラク戦争欄)を紹介する。朝日もしんぶん赤旗も、なぜか、こうした根源にはいっさいふれようとしない。
事件はつながっているというのに。
米軍の命中誤射で、またまたパレスチナ人カメラマン死亡2003/8/18 長壁 満子、40代、金融