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「組織論・運動論」討論欄

吉野傍さんの9.12投稿に対して

1999/9/18 げじげじ、40代

(4)「組織保守主義」=「民主集中制」?
 吉野さんは「げじげじさんは『組織保守主義』を「民主集中制」と等置している」といいますが、私はそのようには考えていません。たぶん、吉野さんは私の次の文章をみて、そう思われたのだと思います。

「ところが、吉野さんは新たな問題として、『日本共産党の現在の組織保守主義(*民主集中制)は、権力獲得後の独裁をもたらすのではなく、そもそも・・・」。(9月10日)

       私が吉野さんの文の中に(*民主集中制)あえて書き入れたのは、吉野さんのいっている「組織保守主義」とは、現在の日本共産党の組織原則=民主集中制を指していっている(批判している)ことを示すためのものであります。「わが党における民主集中制のあり方を批判したからといって、民主集中制そのものを否定することになりません」といっていますが、その通りです。民主集中制についても、党内で意見の相違があっても不思議ではありません。問題なのは、どういう場でどういう批判をするかということです(「不破政権論」や「日の丸・君が代」問題を論ずるつもりはありません)。

(5)「定期的討論報=討論クラブ」について
 「定期的な討論報」がそのまま「討論クラブ」に結びつくとは思っていません。私が言いたいのは、日本の社会の民主的変革、将来における社会主義・共産主義社会を展望するうえでの実践的立場を忘れてはいけないということです。「定期的な討論報」の必要性は私も認めますし、現在はなくなったようですが、以前あった「評論特集版」のようなものは必要ではないかと思っています。「レーニン下のボルシェビキ」に関しての議論は、以前、川上さんにも指摘されていますが、現在は留保します。

(6)「匿名」での討論について
 『さざ波通信』も含めたインターネット上での「匿名」と、党の大会や「評論特集版」における「匿名」とはまったく意味合いが違うのではないですか? 党内の討論における「匿名」者は実在の党員であり、その発言などに関しても責任を負えるものです。まさか、党内の討論に党員を装った党外の人間が入り込む余地はないですよね? ところが、インターネット上での議論はそうではないでしょう。掲示板によっては他人のハンドル名をかたって投稿することもありますよね。また、HPによっては平気で人権無視の文章が載せられ、しかも、それに対する責任の取り方もはっきりしていません。同じ「匿名」ということでその二つを同じに論ずることなんてできないでしょう?

(最後に)
 今回の私の投稿に対しても、吉野さんは反論されると思いますが、やや、私の方が時間的にきつくなってきました。他の欄でもやっており、私の投稿に対する反論が多く出されているという状況です(ここでの議論と重なる部分が多いのですが)。
 ということで、こちらの欄での討論を再度中断したいと思います。といっても「一般投稿欄」でも吉野さんに対しての反論を出さなければならない状態ですが。
 こういう(党に関する)議論は20年以上やってきませんでした。たまたま、捨てずにいた学生時代の本(藤井氏や田口氏の本、党の出版物など)を段ボールの奥からひっぱりだして、久しぶりに学習らしきことをしました。これまでの討論で、それなりに学ぶところもありました。そういう面では、つき合っていただいた方々に感謝しています。

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