精神医療のことが議論になっていて調べていたのですが、以下のwebのニュース記事をみて、驚きました。
http://www.asahi.com/life/iryo/000428m1.html
「 静岡市内の精神病院の建て替え問題をめぐって、地域住民の一部が27日、丹羽雄哉厚相あてに、建て替えのための補助金を交付しないよう求める請願書を提出した。日照権など住環境が著しく侵されるとの理由のほか、病院が「迷惑施設」で、「地域に寄与、貢献する医療施設ではない」と主張。厚生省は「精神病院を『迷惑施設』という言い方は残念で、遺憾だ」としている。
請願したのは静岡市長沼の「溝口病院」の建て替えに反対している「溝口病院新病棟建設反対委員会」(石川靖夫委員長)の代表ら。共産党代議士の秘書と同党県議らと、この日午前に同省を訪れた。
請願書には、「当該病院は精神科であるため地域にとってはいわば『迷惑施設』であり、当地域の居住環境を著しく低下させている現状にあり、地域に寄与、貢献する医療施設ではなく、地域福祉・住民福祉の向上には全く貢献しない施設である」と書かれていた。」
精神病院は、地域に貢献する施設じゃないし、建て替えなんかやめろ、とはよくいったものです。
これ以上典型的な差別と地元エゴは、滅多にみたことがありません。精神病患者はどこに行けというのでしょう。
「共産党代議士の秘書と同党県議ら」も一緒に「運動」しているようですが、ちょっとは恥を知っていただきたいと強く思います。
<編集部コメント>雄一さん、ご投稿ありがとうございます。ご指摘のとおり、この問題については、内外で重大な問題として指摘を受け、党としても「あってはならない重大な誤り」として自己批判がなされました。(資料として、「しんぶん赤旗」の記事「精神科病院立て替えにかかわる陳情対応の誤りについて」をつけておきます。)