私がまだはじめてこの「さざ波通信」に書き込みをさせていただいた頃に、私は「桜坂智史」としてインターネットに加わった。もともとインターネットではなく、活字の世界で文筆を行っていたが、櫻井智志として執筆していた。
そこで「仮初人」氏と論争となった。それは有田芳生氏を戦後社会主義運動でも重要な貢献をおこなったとする私に対して、それは過剰評価とする仮初人氏との討議であった。2001年の夏の頃だった。
あれから十年近くが経過した。有田氏は、日本テレビのニュースショー「ザ・ワイド」のコメンテーターを経て、新党日本から参院選、衆院選に立候補し、落選。次回の参院選に民主党から公認候補として比例区から立候補される。
私は、この機会に仮初人氏と私の討論は、私の方が認識に甘さがあったと認識しているし、仮初人氏の見識に改めて敬意を表したい。
有田芳生氏が民主党国会議員として健闘なされることを望んでいる。彼は、戦後社会主義運動とはやや離れた地点から国政改革に取り組まれることだろう。
なお、この機会に私と仮初人氏との討論の一部だけを引用して、具体性をもたせたい。
<管理人注>以下、過去の投稿についての引用がありましたが、相当前のもので現在の読者にはわかりにくいと思われますので割愛させていただきました。関心のある方は、引用されていた以下の2投稿および当時の「一般投稿欄」をご覧ください。
有田芳生氏をなぜ評価したか、その根拠について2001/8/3 桜坂「パンセ」智史、40代
有田芳生君への最後の忠告2001/8/12 仮初人