『さざ波通信』第9号

 先月号は、編集スタッフの仕事の関係上、原稿を書くことができず、臨時に休刊とさせていただきました。
 今月号のメイン論文は、昨年に開かれた民青同盟の第27回大会についての論評です。現在、党の青年分野は、90年代に入って重大な後退を余儀なくされており、選挙での躍進にもかかわらず、青年・学生分野ではまだ顕著な前進を実現していません。党の高齢化がますます進み、危機的な状況になりつつあります。こうした状況のもとで、日本共産党の導きを受けることを規約で明示している唯一の大衆組織である民青同盟が果たす役割はかつてなく重大なものとなっています。とりわけ、昨今の政治的・経済的・イデオロギー的な変化は、何よりも青年分野において重大な影響を及ぼしており、未来を担う世代を結集する民主的・先進的青年組織である民青同盟の本領が今こそ発揮されるべきです。そうした観点から、私たちは民青同盟の取り組むべき政治的・イデオロギー的課題を明らかにするとともに、現在の民青同盟が内包しているさまざまな問題点についても率直に問題提起しました。
 他には、「年頭のあいさつ」文と、オウム真理教と団体規正法をめぐる問題についての論文です。
 次号では、今月に開かれる予定の第5回中央委員会総会を取り上げる予定にしています。

もくじ

  1. 日本社会の変革と日本共産党の改革のために
       ――2000年の年頭にあたってのあいさつ
  2. 民青同盟第27回大会の総括と展望 
  3. オウム真理教と団体規制法をめぐって

(00/1/11発行)
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