お待たせしました。『さざ波通信』の第20号をお届けします。1999年2月に始まった『さざ波通信』は、開設以来、今号で20号に到達したことになります。ここまで維持できたのは、本サイトにアクセスしてくれている多くの読者、および、多くの投稿者の皆さんのおかげです。この場を借りて、お礼を申し上げます。
今号では、メイン論文として、雅子妊娠騒動を取り上げ、共産党の書記局長が雅子の妊娠に「おめでたい」というコメントを寄せたことを批判しています。この間の投稿の中でも、この問題には賛否両論が出ており、編集部としての考えを示しました。
雑録は今回は3本です。1本目は、小泉政権の成立をふまえて、ラディカルな対案と下からの運動によってこの新政権と対決する必要性を訴えています。2本目は、最近行なわれたイタリアの総選挙で保守・中道派が勝利し、ベルルスコーニを首相とする新政権が成立することになった事態を取り上げ、本質的に異ならない2つの勢力間で政権移動が行なわれるという政治的不毛さが、日本における自民党内での政権たらいまわしという政治的不毛さと本質的に異ならないことを指摘し、また、小泉政権成立に果たした「リベラル派」マスコミを厳しく批判しています。3本目は、メールで寄せられた大手新聞記者からのいくつかの質問に答えたものです。
また、今回、新たに通信員制度を開始することにします。その呼びかけを(雑録)のあとに掲載しました。ぜひとも通信員への登録を申請してください。
次号は、6月の末にアップされる予定です。おそらく、5月29日に開催される2中総を取り上げることになると思います。