ブッシュ米大統領は7日、テレビ演説で「タリバーン政権は代償を払うことになった」と述べ、米英両軍によるアフガニスタンへの「報復」攻撃開始を宣言した。同日深夜に攻撃されたのはカブール、カンダハルなど6~7都市。ラムズフェルド国防長官は、米艦船などに搭載された巡航ミサイル50発のほか、艦載攻撃機25機、インド洋ディエゴガルシアの基地から発進したB1、B52の両爆撃機、米本土から発進したB2ステルス爆撃機の3種類の爆撃機を使用したと発表した。
我々は、米英による軍事攻撃を断固糾弾する。アメリカは国際世論からの非難をおそれ、食糧などの救援物資の投下を同時におこなうなどして取り繕っているが、どんな脚色をほどこそうとも、アメリカの面子をただただ守り、覇権的ナショナリズムを満足させるための許されない暴力であり、テロの根絶につながるどころか、永遠の暴力の連鎖を拡大するものとしかならない。
小泉首相は、8日の記者会見で米英の軍事攻撃への全面的な支持を表明。集団的自衛権の行使そのものの「報復」戦争参加法案(テロ対策特別措置法案)や改正自衛隊法案を一気に成立さようとしている。
米英はただちに空爆をやめよ!日本は殺戮戦争に協力するな!(K・M編集部員)