(2002.9.18)在日朝鮮人団体・朝鮮人学校へのいやがらせ多発
報道によると、日朝首脳会談の場で、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)側が日本人拉致の事実について認めたことをきっかけとして、朝鮮総連や朝鮮人学校、チマチョゴリを着た女生徒に対する脅迫や嫌がらせ、暴力事件などが多発している。朝鮮学校の中には臨時休校にしたり、集団登下校をしたりするところがあいついでいる。われわれはこのような排外主義的行為を断固糾弾する。
日本人拉致の犯罪を行なったのは北朝鮮の国家・党支配層である。朝鮮人民は、在日朝鮮人民を含めて、この同じ独裁的支配層の被害者である。日本人が北朝鮮国家機関に拉致されたたのだから、他の普通の朝鮮人に個別的に復讐をしてもいい、という論理が成り立つのだとしたら、北朝鮮による日本人拉致さえ正当化されてしまうだろう。なぜなら、北朝鮮が日本の国家機関によって被った被害の規模は、日本人拉致の比ではないからである。朝鮮人民が戦争中に日本軍によってひどい目に会ったのだから、他の普通の日本人を拉致してもいいのだ、こういう論理が成り立ってしまうだろう。
日本人拉致を声高に糾弾する人々は、同じぐらい厳しく、在日朝鮮人団体・朝鮮人学校に対する日本人による嫌がらせや脅迫を糾弾するべきである。それができない人々は、自分たちが、北朝鮮の支配層と同じ倫理と論理を持っていることを暴露することになるだろう。(S・T編集部員)