以下の一連の記事は、綱領改定案に関するトピックスでの論評を再録したものです。
(03.5.27)綱領のなし崩し全面改定を提案─6中総
25日に中央委員会書記局の発表「第6回中央委員会総会について」によると、「第23回党大会開催を11月とし、大会議案となる党綱領改定案は6月の第7回中央委員会総会で、大会決議案は9月の第8回中央委員会総会でそれぞれ決定し、全党討議にかけるという政治日程を提案した」としている。
ここでは、綱領の全面改定を前提としつつも、「改定」の必要性も趣旨もなんら説明されること無く、他のもろもろの課題と同等の扱いで、わずかに1行だけ触れられただけである。
このことは逆に、今回の「改定」提案のすべてをものがたっている。90年代後半から急速に進められてきた不破・志位指導部らによる綱領路線の逸脱、─右傾化と堕落の基本路線を、官僚化が極まる党内運営を背景に、形式的な党内「討議」をもって、ついに完結をさせようとするものである。指導部による党の私物化にストップを!真に民主主義的な党内運営を求めよう!(K・M編集部員)