『さざ波通信』第18号

 今号の発行も大幅に遅れたことをおわびします。
 今号は、メイン論文と雑録論文を分ける形式ではなく、中規模の論文を3つお送りします。
 一つ目は、先月の27日に開催された国労続開大会の問題を論じた論文です。この論文は、『さざ波通信』第14号で発表した論文「岐路に立つ国鉄闘争――共産党中央は「4党合意」の拒否を明確にせよ!」をふまえたもので、その後の動きと共産党中央の最終的な立場について批判したものです。
 二つ目は、2月9日付『しんぶん赤旗』に掲載されたドイツ共産党のインタビューに対する不破議長の回答を批判的に検討したものです。このインタビューの中で不破氏は、昨年の第22回党大会について簡単に振り返っており、それを取り上げることで、改めて昨年の党大会の問題点を浮きぼりにしたいと思います。
 三つ目は、昨年の12月に開催された民青同盟第28回大会を論評したものです。すでに『さざ波通信』第9号の論文「民青同盟第27回大会の総括と展望」で、一昨年の11月に開催された民青同盟第27回大会を取り上げて詳しく検討していますが、それ以降も、民青同盟は、組織現勢の点で低迷を続けているだけでなく、ますます脱政治化を強めています。今回の論文は、前回の論文を前提にしつつ、新たに目についたいくつかの特徴を取り上げ検討しています。
 次号の発行は、3月下旬の予定です。

『さざ波通信』編集部

目 次

  1. 日本共産党と国労問題の総括
  2. ドイツ共産党とのインタビューに見る不破氏のごまかし
  3. 解体か再生か――岐路に立つ民青同盟

(01/2/26発行)

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