遅れましたが、『さざ波通信』の第25号をお届けします。今号は、4つの短めの論文で構成されています。
1本目は、新年にあたっての編集部からの年頭アピールです。昨年はまさに日本にとっても世界にとっても激動の1年であるとともに、日本共産党にとっては重大な後退を喫した年でした。年の初めに改めて、日本共産党の民主主義的・左翼的再生を訴えています。
2本目は、昨年の12月末に起きた不審船銃撃沈没事件を論じています。すでにトピックスで厳しく批判したように、明白に憲法違反であるこの暴挙に対し、日本共産党指導部は今にいたるまでまったく明確な見解を示していません。
3本目は、昨年の12月初めにおける雅子出産騒動において、国会が憲法違反の「賀詞」を議決した際、共産党の国会議員団が全員賛成した問題を取り上げています。この問題もすでにトピックスで取り上げていますが、今回は、過去の共産党がこうした「賀詞」にどのような態度を取ったかを紹介することで、現在の党指導部の右傾化の度合いを明らかにしています。
4本目は、社会民主党の中央機関紙『社会新報』1月15日付「主張」が、はっきりと小泉改革を新自由主義改革として規定した上でそれとの対決を呼びかけていることを紹介しています。
次号は、2月末に発行する予定です。