今号は、メイン論文が1つ、雑録論文が4つです。メイン論文は7月8日に開催された党創立80周年記念の講演会における不破哲三議長の講演を取り上げ、そこに見られる露骨な民族主義的自画自賛史観を厳しく批判しています。この講演の中で不破氏は、戦後の日本と共産党の歴史を対米、対ソの関係からのみ総括し、日本を一方的な従属国に仕立てあげるとともに、日本共産党があたかも一貫してソ連と対決してきたかのように歴史を描き出しています。
雑録論文の1つ目は、昨今、あいついで暴露されてアメリカ経済を震撼させたワールドコムやゼロックスなどの企業スキャンダル事件を取り上げ、株価の持続的上昇に依拠したアメリカ型カジノ資本主義の破綻を明らかにしています。2つ目は、新自由主義的グローバル化の一環として締結された日韓投資協定が、5月29日の国会で、共産党を含む全会一致で採択されたことを取り上げ、共産党の対応を厳しく批判しています。3つ目は、あいもかわらず郵政の民営化を呼号して新自由主義政策のお先棒を担いでいる『週刊金曜日』の反動的姿勢を糾弾し、『週刊金曜日』に対する幻想を振り払うよう訴えています。4つ目は、6月5日付トピックスの再録で、反動的弾圧立法に他ならないテロ資金防止法に共産党が無批判に賛成した問題を取り上げ、厳しく糾弾しています。
次号は、9月に発行する予定です。