すでに『しんぶん赤旗』でご存じのように、6月9日と10日の両日に日本共産党の第4回中央委員会総会が開かれました。初日に不破委員長の報告が行なわれ、 その後、討論(実際にはその名に値しないが)が行なわれました。2日目には討論につづいて、同じく不破委員長より結語がなされ、最後に報告・結語とも全員一致で採択されました。
この間の重大な路線転換や政治的失策にもかかわらず、討論が活動報告と賛成意見の表明に終始し、あいかわらず保留の一つもなく報告・結語が全員一致で採択されたことに対して、憂慮の念を抱かないわけにはいきません。
私たちは、この号外において、『しんぶん赤旗』に発表された不破委員長の報告と結語を批判的に検討することで、4中総の場で行なわれなかった実質的討論の代わりをするとともに、今後、全国の中間機関や各支部で行なわれるであろう4中総討議のための一つの材料を提供したいと思います。