今回の規約改定案については、すでに本サイトへのさまざまな投稿や他のサイト上での討論を通じて、かなりの程度、その問題点が明らかにされつつある。今回の規約改定案はまさに全面的なものであるにもかかわらず、どこがどう変更されたのかの一覧が示されていないため、繰り返し現行規約と改定案とを読みくらべないかぎり、どこがどう変更されたのかについてわからないようになっている。規約という最も重要なもの、党における最高の法律というべきものを全面改定するのに、どの部分が変更されたのかさえわからないというのは、それだけですでに、民主主義の最低限の条件を満たしていないと言わざるをえない。
私たちは、多くの人々の指摘や発見に学びつつ、今回の規約改定案の問題点について、できるだけ網羅的に論じることにした。おそらく、それでもまだ重要な問題がいくつか抜け落ちていると思われるので、今後とも、読者による議論を大いに喚起したい。